10/28(水)のまちの保健室

 人は、わかってもらえない、信用されていないと思うと、淋しくて、悲しくて、自分自身が情けないと思う心境になります。わかってもらえない、信用されていないと感じるのは、その相手からのアドバイスや助言、そしてその相手の価値観を押し付けられる時です。
 「そんなこと、当然わかっている」「私を悪者扱いしないで!」「それはあなたの考えでしょ…」
と、心の中では叫びますが、グッとこらえて、出てきた言葉は「今は、ムリ」
そして、段々と相手と距離を置くようになり、最終的には何も話さなくなります。残ったのは、「あの人に言ってもムダだから…」と言う、思い込み。
 相手も、当人の為に、良かれと思って思いを伝えているので、まさかその当人が自分の言葉でどれだけ傷ついているのかなど、知る由もありません。逆に、どうして自分のアドバイスを素直に聞き入れないのかと、こちらにもストレスが溜まってきます。
 そうです、お互いにストレスを抱えるコミュニケーションです。これでは良いことなど、ひとつもありません。
 この図式は、親子関係や夫婦関係、組織の上司と部下など、起こりがちな交流のひとつです。
今日のまちの保健室は、このような交流があった場合の対処法をみんなで考える時間となりました。
みなさんの日常の生活で活用できる困った時のヒントを、今日も持って帰ってもらえたようです。
 次回は、11/11(水)の10時からです。お待ちしております。