8/24(水)のまちの保健室

 この世の中は不確実なことだらけで、必ずどこかに不安材料があります。日々の生活の中で「心配に感じる」ことは誰しも持っています。
「心配」という漢字を使った言葉の中に「心配り」という言葉があります。心配ができるというのは素敵な能力だと思います。身内や友人が病気をしていて、心配にならない人はいないと思います。このように心配することはいけないことではありません。
 心配性の人は、能天気な人と比べてはるかに高いレベルで物事を考察しているため、未来の想像や、普通の人が見向きもしないことも気づいてしまうのです。カナダのレイクヘッド大学が126名の学生を対象に臨床実験を行い、心配性の人は言語知能が高いことがわかりました。要するに、頭がイイということです。
 言語的な知能が高い人は、過去に自分が学んだことや体験したことを思い返し、今現在の出来事を解決しようと探る意識が心配になりやすい原因だといわれています。

 転ばぬ先の杖とは、失敗しないように、万が一に備えてあらかじめ十分な準備をしておくことのたとえです。しかし、人生とは転んだり失敗して自己成長して行くものです。転んだ時に何かを拾って起き上がれば、それが成長なのです。子どもの心配をするあまり、いつも保護者が杖を出していたら、その子どもは痛い思いはしないかも知れませんが、何も新しいものを拾うこともできず、転んだときや失敗したときに得る学習機会を奪ってしまいます。
ぜひ、このムービーをご覧ください。
「マイクロカウンセリング」

 自分がとても大変な心情・心境・境遇の中、笑顔を絶やさず、的確なメッセージを仲間にプレゼントし自分のことを大切に生きることを決意した仲間がいます。本来ならば、「どうして私だけがこんな目に遭うのか…」と誰もが思うだろう状況を、これは自分と向き合うメッセージと全てを受け入り、これからも人生を一歩一歩あゆみ続けるまちの保健室の仲間がいます。
 今の自分を過去でもなく、未来でもなく、きちんと現在に置き、「大丈夫、大丈夫!」念じています。
だからみなさんも一緒に念じましょう!「大丈夫、大丈夫!」
 そして心配性が出てきたら、その自分を過去や未来から現在の「今、ここ」に念じて戻しましょう。
「念」という字は、「今の心」だから…
ぜひ、こちらのムービーもご覧ください。
「ゲシュタルト療法」

次回のまちの保健室は、9月7日(水)10時からです。
おまちしてますね!

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コメント: 1
  • #1

    michi (木曜日, 25 8月 2016 09:38)

    素敵なブログありがとうございます。
    今を大切に無理せず生きていきたいと思います(*^^*)