12/7(水)のまちの保健室

 本日のまちの保健室も、とても勉強になる話題が盛りだくさんでした。そして、それぞれの宿題は違うけれど、共通項が出てきたりします。


 今日は、「驚くほど相手が話してくれるコミュニケーション術」というお話しです。あまり親しくない方、例えばショップ店員とかSNSで知りった出会いなどの人とのコミュニケーションを自分のペースでスムーズに進めることができるようにする技が、実は本日の話題のひとつに重複して出てきました。

 

 ほとんどの人は、知らない相手の事を知ろうとするとき、あたりさわりのない食べ物や趣味の話題から入ることが多いと思います。これは当然の流れだと思いますが、そのコミュニケーションは、「どんな食べ物が好きですか?」「インドア派?それともアウトドア派?」「休みは何してることが多いの?」と、このような感じではないでしょうか?一見なんでもないような会話に見えますが、すべに「?」が付いています。心当たりのある人も多いのではないでしょうか?そうです、質問攻めなんです。ここに落とし穴があります。

 

 質問されている相手はどのような心理状況になるかというと、「会話」をしているのではなく「尋問」を受けている状況です。では、どうすれば相手の話を引き出せるかというと、自分から「自己開示」をすることです。


 自己開示とは、自分自身に関する情報を、何の意図もなく、言語を介してありのままに伝えることです。例えば、「私は3人兄弟の長男なんです。」「そうなんですね、私は一人っ子なんです。」や、
「仕事でムカつく上司がいて、全ての態度が許せないだよね。」「え~、うちの会社にも使えない上司たくさんいますよ!」など、相手から、同じレベルの自己開示が返ってきます。「ここまでさらけ出してくれたのだから、私も」という心理が働き、これを自己開示の返報性と言います。それが共通言語となって、より深い会話に発展していきます。


 相手の心を開かせるには、この自己開示の返報性を活用すれば良いのです。

 

 ここで、ひとつ注意点があります。相手が自分の話を返してくるときには、「聴く」ことができていないとうまくいきません。しっかりと聴いてくれている姿勢が、二人の距離感を縮め信頼へと変わっていきます。


 自己開示は、プライドや世間体、自分の持っている信念などが邪魔をして、そう簡単には出来ないかも知れません。


 勘違いして欲しくないのは、「自己開示」=「トラブルやトラウマやタブー」を解放することではありません。そう思い込んでしまう人ほど、「自己開示したのに引かれた…」と、自己開示の‘せい’にしてる場合があります。初対面だったり、その相手との関係性で、軽い自己開示から深い自己開示まで、幅を持たせることも大切です。

 

 今日のお話しの中で、物事がうまく進んでいたコミュニケーションの例に、「自己開示の返報性」が共通していました。「返報性」にいは、‘好意’‘譲歩’‘感謝’などもあります。まちの保健室にご参加している皆さまは、もう、おわかりですね!与えたことに関しては、きちんと戻ってくるということです。

 

 それから、今日は「絵本にしたいなぁ~」と思うお話もありました。心が洗われ、自分を見つめ直すことができるストーリーです。とても素敵なお話しで、いつの日か可視化したいと強く思った今日のまちの保健室でした。

 

 さて、次回は2016年最後です。12/20(火)10時からです。一人でも多くの年末のあいさつができればと思っています。お待ちしてますね!